中国語の「只」と「才」の違い
どちらも少なさを言う場面で使えます。「只」は『それだけ・〜しか』と範囲や数を限り、「才」は『まだ〜しかない・やっと』と、少ない・遅いという気持ちを込めます。
使い分けの表
| 只 | 才 | |
|---|---|---|
| 意味 | 〜だけ・〜しか(ない) | やっと〜・〜してはじめて・たった〜 |
| 働き | 範囲・数を限る(それだけ) | 少ない・遅いという気持ち(たった) |
| 後ろの語 | 動詞・有+名詞 | 数量・時間・年齢 |
| 気持ち | 事実を限って述べる | 少ない・遅い・若いと感じる |
| 時刻・年齢 | 「只有五岁」の形で言う | 直接付く(才八点・才五岁) |
例文で比べる
○ = 自然 △ = 通じるが、その場面・文体には合わない × = 不自然・誤り
○
我只学了三天。
繁体字我只學了三天。
私は三日だけ習いました。
○
我才学了三天。
繁体字我才學了三天。
私はまだ三日しか習っていません。
「只」は三日に限ったと述べ、「才」は『まだ三日しか』と、少ないという気持ちを込めます。
○
我只喝茶,不喝咖啡。
繁体字我只喝茶,不喝咖啡。
私はお茶だけ飲んで、コーヒーは飲みません。
×
我才喝茶,不喝咖啡。
繁体字我才喝茶,不喝咖啡。
私はお茶だけ飲んで、コーヒーは飲みません。
範囲を限って『これだけ』と言う文は「只」です。「才」では範囲を限れません。
×
现在只八点,别着急。
繁体字現在只八點,別著急。
今はまだ八時ですよ。急がないで。
○
现在才八点,别着急。
繁体字現在才八點,別著急。
今はまだ八時ですよ。急がないで。
時刻を『まだ早い』と言うのは「才」です。「只」は時刻には使えません。
覚え方・注意点
- 『それだけ・〜しか』と範囲を限るなら「只」、『まだ〜しかない・やっと』と気持ちを込めるなら「才」と考えます。
- 時刻や年齢に直接付けて『まだ〜だ』と言うのは「才」です(才八点)。「只」は「只有五岁」の形です。
- 「只有…才…」のように、「只」と「才」が組になる形もあります。
確認問題
( )に入れるのに、より自然なのはどちらでしょう。
問1
我( )想问一个问题,没有别的事。
- 才
- 只
答えと解説
正解:2. 只
『問題を一つ聞くだけ』と範囲を限る文なので「只」です。
問2
他今年( )五岁,已经会读书了。
- 只
- 才
答えと解説
正解:2. 才
『まだ五歳なのに』と年齢の若さを言う文なので「才」です。「只」だと『五歳だけ』と限る言い方になります。
問3
我( )吃鱼,不吃肉。
- 才
- 只
答えと解説
正解:2. 只
魚だけと範囲を限る文なので「只」です。「才」では『これだけ』の意味になりません。
それぞれの文法の詳しい説明
- 「只」の意味と使い方 〜だけ・〜しか(ない)
- 「才」の意味と使い方 やっと〜・〜してはじめて・たった〜