HSK・中国語検定試験・TOCFL の文法ドリルと試験情報
ホーム > 文法一覧 > 「想X之所想,急X之所急」の意味と使い方

中国語の「想X之所想,急X之所急」の意味と使い方

形:想X之所想,急X之所急
意味:相手が思うことを思い、急ぐことを急ぐ
相手の立場に立ち、相手が考えることを自分も考え、相手が急ぐことを自分も急ぐ、という姿勢を述べる書き言葉です。

形の作り方

文語の並び例
基本想+人+之所想,急+人+之所急想你之所想,急你之所急。(あなたが思うことを思い、急ぐことを急ぐ。)
前半だけ想+人+之所想应该想学生之所想。(学生の思いを考えるべきだ。)
後半だけ急+人+之所急急同事之所急。(同僚の急ぎを自分の急ぎとする。)

例文

  • 好的服务员总是能想客人之所想,急客人之所急,让大家满意。
    繁体字好的服務員總是能想客人之所想,急客人之所急,讓大家滿意。
    Hǎo de fúwùyuán zǒngshì néng xiǎng kèrén zhī suǒ xiǎng, jí kèrén zhī suǒ jí, ràng dàjiā mǎnyì.
    よい店員はいつもお客様の思いを思い、お客様の急ぎを急ぎ、みんなを満足させられます。
  • 老师总是想学生之所想,所以大家都愿意跟她说心里话。
    繁体字老師總是想學生之所想,所以大家都願意跟她說心裡話。
    Lǎoshī zǒngshì xiǎng xuésheng zhī suǒ xiǎng, suǒyǐ dàjiā dōu yuànyì gēn tā shuō xīnlǐhuà.
    先生はいつも学生の気持ちになって考えるので、みんな本音を話したがります。
  • 做生意要急顾客之所急,客人着急的事,就是我们的事。
    繁体字做生意要急顧客之所急,客人著急的事,就是我們的事。
    Zuò shēngyi yào jí gùkè zhī suǒ jí, kèrén zháojí de shì, jiùshì wǒmen de shì.
    商売ではお客さんの急ぎを自分の急ぎとして動くことです。客が急ぐことは私たちの仕事です。

使い方のポイント

  • 「之所」は「〜するところの」という古い言い方で、「想X之所想」は「Xが思うことを(自分も)思う」と読みます。
  • 標語や挨拶、改まった文で使い、日常の会話ではあまり言いません。

練習問題

問1(HSK 7〜9級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
他做事总是替客户着想,真正做到了急客户之(  )急。
  1. 为
  2. 所
  3. 被
  4. 把
答えと解説

正解:2. 所

「急客户之所急」で「客が急ぐことを急ぐ」となります。「为」「被」「把」では、この言い方が作れません。

この文法が出る級(目安)

※ HSK の級は、HSK 3.0(2025年に発表された『HSK考试大纲』)の文法の級です。日本で 2026年中に行われる HSK は、これまでどおり HSK2.0 です。