TOCFL(華語文能力測験)を初めて受ける人に向けて、アカウントの作成から、申し込み、試験当日、結果の確かめ方までの流れをまとめました。内容は、日本でTOCFLを実施・運営しているTOCFL日本事務局(株式会社イーオン 中国語事業本部)と、台湾の主催団体(国家華語測驗推動工作委員會)の案内によるものです。この記事は、日本で行われている紙の試験(マークシートの聴解・読解)について書いています。試験日・申込期間・当日の時間はTOCFLの日程のページ、受験料・合格点・試験の構成はTOCFLとはのページにまとめています。

この記事は、紙で受ける試験についてのものです。コンピューターで受ける「電脳化適性測験(TOCFL CAT)」は、問い合わせ先も受験料も紙の試験と違います(TOCFLの日程のページを参照)。

申し込みの流れ

個人の申し込みは、インターネットだけです。初めて受ける人は、まずアカウントを作ります。アカウントができてから、試験に申し込めます。

1. アカウントを作る

  1. 申し込みシステムで、試験会場を「Japan」にします。「建立帳號 新規登録」を押して、アカウントの作成を始めます。
  2. パスポート番号(持っていない場合は、任意の9桁の英数字)を入力します。これがログインIDになります。メールアドレスを入力すると、確認コード(4桁)がメールで届くので、入力します。
  3. 生年月日と国籍を入力し、個人情報の取り扱いに同意します。
  4. 個人情報を入力します。姓名は、試験の時に見せる身分証明書と同じ表記で入力します。日本語の漢字の名前でかまいません。マイナンバーカードを持っていくなら漢字で、パスポートを持っていくならアルファベットで入力します。名前を省略したり、生年月日を間違えたりすると、受験できなくなったり、成績の証明が無効になったりすることがあります。
  5. 顔写真をアップロードします。

2. 顔写真の審査

顔写真の審査に通らないと、試験に申し込めません。審査には、最大で2営業日かかります。承認された後は、写真を変更できません。試験当日に、アップロードした写真と本人を照らし合わせます。一致しないと、受験できません。写真の規格は次のとおりです。

  • 6か月以内に撮影した、カラーか白黒の証明写真
  • 白い背景で、頭と肩の上までを近くで撮った、正面向きの写真です。帽子をかぶらず、耳が見えて、顔がはっきり見分けられ、髪が眉や目にかからないこと
  • JPG形式で、2MB以内、縦横の比率は3:4、360×480ピクセル
  • 写真を撮影し直したもの(再撮影)、日常のスナップ写真、合成した写真は使えません

3. 試験に申し込む

  1. ログインして、「申し込む」を押します。
  2. 申し込む試験地を選びます。
  3. 問題冊子パターンを選んで、「申し込み」を押します。
  4. 「申し込み情報確認」を押します。
  5. アンケートに答えます。
  6. 「申し込み状況確認」の画面になれば、申し込みは完了です。

受験料の支払い方法は、申し込みの日から5日以内に送られる支払案内メール(件名「決済手続きのご案内」)で知らされます。メールに書かれた決済の有効期限内に、クレジットカードかコンビニ決済で払います。

問題冊子は、申し込みの時にパターンを選びます。Q&Aには、繁体字と簡体字のどちらでも受験できるとあります。

申し込みの後

  • 一度納めた受験料の返金と、受験回の変更はできません。
  • 同じ月に、同じレベルの正式試験を重複して申し込むと、すべての申し込みが取り消され、返金もされません。
  • 登録した名前や生年月日が、パスポートや身分証明書と合っていないと、受験できず、返金もされません。
  • 名前(漢字)や生年月日の間違いは、申込締切日までに直します。直さないと、受験が無効になります。締切日を過ぎた訂正は、受け付けられません。
  • アカウントに登録した個人情報は、自分では変更できません。変更したい時は、事務局に問い合わせます。
  • 試験会場は、申込人数によって、同じ都市の別の会場に変わることがあります。

試験当日に持っていくもの

  • 受験票:試験日の10日前ごろに、申し込みの時の住所へ郵送されます。
  • 写真付きの身分証明書:パスポート、運転免許証、写真付きの学生証・社員証、顔写真付きの住民基本台帳カード、在留カード、マイナンバーカードなどです。健康保険証は、写真がないので使えません。忘れると、受験できず、受験料も返金されません。写真付きの身分証明書がない人は、試験日の3日前までに事務局へ連絡すると、本人確認証明書が作られます。
  • 2Bの鉛筆と消しゴム:メモ用の紙は持ち込めません。問題冊子にメモをとれます。
  • 時計:日本で試験を行うTOCFL日本事務局の「受験について」では、携帯品に時計が挙がっています(携帯電話を時計として使うことはできません)。一方、台湾の主催団体の申し込みシステムの注意書きでは、各種の腕時計(各式手錶)を含む金属や電子機器を席に持ち込むことが禁じられていて、案内が食い違っています。気になる時は、TOCFL日本事務局に問い合わせられます。

試験中に禁止されていること

  • 辞書・参考書などの使用
  • 各種のレコーダー・カメラの持ち込み
  • その他の不正行為
  • 携帯電話を時計として使うこと。会場内では、携帯電話の電源を切ります

これらを行うと、退場になります。試験中に携帯電話などが音や振動を出した場合は、受験資格が取り消される、と主催団体の規則にあります。

試験当日の注意

  • 受付の時間内に会場へ行きます。早く着いても、会場には入れません。受付が始まる時間は会場によって違うので、受験票で確かめます。
  • 入口の座席表で自分の座席の番号を確かめて、その番号の席に座ります。身分証明書は、机の上に置きます。
  • 答えは、答案カード(マークシート)に鉛筆でマークします。ひとつの問題に2つ以上マークすると、採点されません。問題冊子に書いた答えも、採点されません。
  • 試験の間に休憩はありません。聴解試験が終わるまで、答案を出して退室することはできません。
  • 試験が終わったら、試験官の指示に従って、問題冊子とマークシートを返します。退出できるのは、問題が回収された後です。問題冊子やマークシートを持ち出すと、罰金などの措置がとられます。試験問題は、公開されません。

結果の確かめ方

  • 結果は、試験日から約40日後に、システムで公開されます。結果が公開される日に、システムからお知らせのメールが届きます。
  • 成績表と証書は、デジタル版(PDF)だけが発行されます。紙の成績表と証書は、発行されません。デジタル版は、台湾の教育部が発行する公式の電子文書で、進学や就職に使えます。
  • ダウンロードの手順:申し込みシステムにログインして、成績の照会から試験を選び、ダウンロードを押します。メールで確認コードが届くので、入力すると、PDFが取れます。
  • 真偽の確認は、教育部の電子証書の検証システムに、PDFをアップロードして行います。印刷したものや写真では、主催団体は確認できません。印刷は自分でできますが、主催団体の押印は受けられません。
  • 成績は、試験日から2年間、保存されます。この間は、成績の照会と、成績表・証書のダウンロードを、回数の制限なくできます。2年を過ぎると、ダウンロードできません。

出典