中国語検定試験(中検)を初めて受ける人に向けて、申し込みから試験当日、合否の確かめ方までの流れをまとめました。内容は、試験を実施している日本中国語検定協会の案内によるものです。試験日・申込期間・試験の時間割は中国語検定試験の日程のページ、受験料・合格基準点・試験の構成・過去問は中国語検定試験とはのページにまとめています。

申し込みの流れ

受験資格に制限はありません。申し込みは、インターネットか、郵送(受験申込書)で行います。インターネットでの申し込みは、システムの保守のために受付を休むことがあり、受付の状況は協会のトップページで案内されます。

インターネットで申し込む

  • 中検IDが必要です。IDはメールアドレスです。仮登録をすると「ID登録のご案内」メールが届くので、登録を完了させます。仮登録のIDは、3日たつと自動で削除されます。
  • 証明写真を添付しないと、申し込みの手続きが完了しません。写真が不適切と判断されると、再提出を求められることがあります。再提出しないと、書類不備として受験を断られることがあります。
  • コンビニエンスストアで払う場合、支払期限を過ぎると申し込みは無効になり、最初からやり直します。
  • 受験票は、メールで届きます。郵送はされません。

郵送で申し込む

  1. 受験案内を手に入れて、受験申込書に記入します。受験案内は、取扱書店・大学生協でも配られています。黒のペンかボールペンで書き、間違えた時は二重線で消して訂正します。簡体字は使えません。
  2. 受験料を払い込み、支払いを証明する書類(振替払込請求書兼受領証・利用明細票・領収証のどれか)を同封して、協会へ送ります。振替払込請求書兼受領証と利用明細票は、コピーでもかまいません。領収証は、原本だけです。

受験料だけ払っても、受験申込書が協会に届かないと、受付されません。証明写真も申し込みに必要な書類の一つで、そろっていないと、受験料を払っていても受付できません。申込期間中は、協会の窓口でも受け付けています。

申し込みの後にできないこと

  • 申し込みの取り消し
  • 級・会場の変更
  • 受験料の返金(理由を問わず)

当日に都合が悪くなった時は、欠席になります。連絡や手続きは要りません。受験料の返金や、次回試験への繰り越しもありません。会場の事情などで、一部の会場の試験が中止になった場合は、受験料は返金されず、次回の試験に振り替えられます。

会場と特別対応

  • 会場は、申し込みの時に選びます。定員に達した会場は、締切日を待たずに受付が終わることがあります。
  • 最終的な会場は、受験票のメールで知らされます。受験票が届いたら、会場と地図を確かめます。
  • 車での来場は断られます。ただし「駐車場有」と表示された会場は、車で行けます。
  • 会場への直接の連絡は、控えます。

目や耳・肢体などが不自由な人には、特別対応があります。前列席などの座席の指定、試験問題の拡大コピーなどです。受験申込期間内に「特別対応申請書」を協会へ送り、協会から「承諾書」が届きます。申請書がないと、特別対応はできません。当日の介助・支援は、安全上の理由からできません。付き添いや介助の人は、試験室の入口まで一緒に行けますが、試験中の控室はありません。

試験当日に持っていくもの

  • 受験票:試験日の約10日前までに届きます。インターネットで申し込んだ人には、メールで送られます。メールの受験票も使えます。
  • 筆記用具:HBかBの鉛筆かシャープペンシルと、消しゴムです。
  • 腕時計:試験室に時計がない場合があります。スマートフォン、携帯電話、ウェアラブル端末、置時計は、時計としても使えません。

受験番号がわからない時は、会場の受付・案内で申し出ます。本人確認のために生年月日と住所を聞かれ、「受験票(当日発行)」が出ます。

試験中に使えないもの

スマートフォン・携帯電話・すべての電子機器は、アラームやスケジュールの設定を解除して、電源を切ります。試験中に、音(マナーモードの振動音を含む)が鳴ると、失格です。小学生以下でも、一般の受験者と同じ扱いです。子ども用の携帯電話が鳴った場合も、失格です。

試験当日の注意

  • 遅刻すると、リスニング試験は受けられません。リスニング試験が終わった直後に、係員の指示で入室して、筆記試験を受けられます。それ以降は、受験できません。
  • 試験が始まってから、試験監督の指示があるまでは、退室できません。それより前に退室すると、理由を問わず失格です。
  • 天災などで試験時間が繰り下げられたり、音響機器の不調でリスニングと筆記の順序が変わったりすることがあります。
  • 電車やバスなどの公共交通機関が大幅に遅れた時は、復旧の見込みがあれば、試験開始に間に合わなくても会場へ行き、会場で指示を受けます。見込みがなければ、協会へ電話します。
  • 試験監督の注意や指示に従わない場合は、受験を断られることがあります。ほかの受験者に迷惑をかけると、退室になることがあります。
  • 室温の感じ方には個人差があるので、調節できる服装で行きます。会場によっては、雑音を防ぐために、リスニング試験中に空調を止めます。

二次試験(準1級・1級)

準1級と1級には、一次試験の合格者が受ける二次試験があり、原則としてオンラインで行われます。一次試験の合格者は、申し込みが要りません。合格通知書が発送された後、1週間以内に、メールで「二次試験受験票」が届きます(郵送はされません)。

  • 準1級:中国語での簡単な自己紹介(採点の対象外)、面接委員との日常会話(2問)、口頭での中文日訳・日文中訳(各2問)、指定されたテーマのスピーチの順です。テーマは、3つが書かれたカードから1つ選び、1分間考えます(メモをとってもかまいません)。スピーチは、1分たつと合図があり、2分を過ぎると途中でも中止されます。
  • 1級:自己紹介(採点の対象外)の後、中文日訳と日文中訳です。全文が通して読まれ、内容を聞いた後、段落ごとに区切って読まれるので、訳します。

二次試験の合否通知は、二次試験の後、2週間以内に発送されます。

合否の確かめ方

  • 合否通知は、試験の後、1か月以内に発送されます。合格者の受験番号は、協会のホームページに載ります。1か月たっても届かない時は、協会に問い合わせます。2か月を過ぎると、再発行できません。合否通知をなくした時も、再発行はできません。結果についての問い合わせには、答えてもらえません。
  • 証明書類は、有料で発行されます。認定証書、合格証明書、英文合格証明書、受験証明書があります。受験証明書は、合格していなくても発行できます。郵便振替で申し込み、確認の後、1週間以内に発送されます(長期休暇の期間を除く)。認定証書と合格証明書のセットは、合否の発表の後、1か月の間は、インターネットでも申し込めます。
  • 能力保証期間があります。準4級・4級・3級は2年、2級・準1級・1級は5年です。合格が取り消されるわけではなく、期間が過ぎた後の扱いは、提出先(大学・企業など)が判断します。

出典